top of page

「神がなされたこと」(礼拝メッセージ)

使徒の働き21章12~19節
21:12 これを聞いて、私たちも土地の人たちもパウロに、エルサレムには上って行かないようにと懇願した。
21:13 すると、パウロは答えた。「あなたがたは、泣いたり私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけでなく、死ぬことも覚悟しています。」
21:14 彼が聞き入れようとしないので、私たちは「主のみこころがなりますように」と言って、口をつぐんだ。
21:15 数日後、私たちは旅支度をしてエルサレムに上って行った。
21:16 カイサリアの弟子たちも何人か私たちに同行して、古くからの弟子である、キプロス人ムナソンのところに案内してくれた。私たちはそこに泊まることになっていたのである。
21:17 私たちがエルサレムに着くと、兄弟たちは喜んで迎えてくれた。
21:18 翌日、パウロは私たちを連れて、ヤコブを訪問した。そこには長老たちがみな集まっていた。
21:19 彼らにあいさつしてから、パウロは自分の奉仕を通して神が異邦人の間でなさったことを、一つ一つ説明した。

父・キリスト・聖霊、私たちの主である神様に愛されている皆様お元気ですか。
こうしてこの会堂で、またインターネットで礼拝ともにできて神様に感謝いたします。
ところで皆様、あなたは最近、ご自分で「大成功」という経験はありませんでしたか。
お仕事、ご家庭、人との関わりなど完璧なことができた、誰かを上手に手助けできた。
そんな時、私たちの心の中に「誰かに褒めてくれないかな」という思いが浮かびます。「いやいや、それほどでも、当然ことですよ。」と言ったとしても。
私たちは、自分がやったことを褒めてもらえるとうれしい、気分がいいものです。
心の中で「私の実力、私の努力の成果だぞ」と、自分が主語になって誇らしくなります。
でも逆に、一生懸命やったのに誰も気づいてくれない、結果が出なかったりする。
そうですと今度は「どうせ私なんて」と、これまた「私が」主語になって落ち込む。
私たちはいつも、成功の誇らしさと失敗の落ち込みの間で心が揺れ動く。
皆様はいかがですか。少なくとも私はそんなところがあります。
しかし先週の子供と一緒のメッセージ「イエス様に励まされて」と重なる聖書箇所。
そこでのパウロの姿には、「私が、私が」が主語でない新しい視点があります。
説教題「神がなされたこと」ですが、神様が私を通して働かれるということです。
今日は、記事を追いつつ、そのことを3つのポイントで、ご一緒に考えてみましょう。
「神様が私を通して働かれる」、それは神様の「ご意志」に信頼するということです。

21:12 これを聞いて、私たちも土地の人たちもパウロに、エルサレムには上って行かないようにと懇願した。

伝道チームによる3回目の伝道旅行、その締めくくりとしてエルサレムを目指すパウロ。
その行く途中「エルサレムに行けば苦難が待ち受けている」という預言がなされます。
この書の記者ルカを含め仲間たちはパウロがエルサレムに行かぬように引き止めます。
しかしパウロは、

「私は主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけでなく、死ぬことも覚悟しています。」

と答え、仲間たちも最終的に

「主のみこころが行われますように」

と告げて、引き留めるのをやめました。
なぜパウロは命の危険があるのに、そこまでエルサレム行きにこだわったのでしょうか。先週の復習、エルサレム教会は大飢饉や迫害で深刻な経済的貧困に苦しんでいました。
パウロは異邦人の諸教会からエルサレムのための募金を集めていました。
パウロにとってエルサレム行きは、「ユダヤ人も異邦人もキリストにあって一つである」という教会の合一を証明するための、命がけの奉仕でした。
またパウロがユダヤ人クリスチャンにユダヤの伝統を破らせているという噂が流されており、その疑念をはらす必要もありました。
エルサレム粋は、パウロ自身の拘りではなく、聖霊が示された神様のご意志でした。
私たちは何かを選ぶとき、「どちらが安全か、損をしないか」を基準にしがちです。
しかし面倒事や、対立の間に立たされるような役回りを引き受けるべき状況もあります。
損をしたくない気持ちが働くとき、私たちはパウロの姿からチャレンジを受けます。
家族でも子育てや介護など、先が見えない不安に襲われることもあることです。
そんなとき、「主よ、私は今、あなたのご意志でしょうか。そうなら乗り越える力をください」と祈ることができます。
私たちの出発点を自らの願いや周囲の「安全さ」ではなく「主のみこころ」に置く。
神様が導かれているなら、そこには必ず目的と守りがあります。

「神様が私を通して働かれる」、それは第2に自分を管として神様に差し出すことです。

21:17 私たちがエルサレムに着くと、兄弟たちは喜んで迎えてくれた。

パウロ一行はイエスの兄弟であり教会のリーダーであるヤコブと長老たちに会います。
そして挨拶を交わした後、パウロはこれまでの宣教の成果を報告します。
19節にはこうあります。

21:19 彼らにあいさつしてから、パウロは自分の奉仕を通して神が異邦人の間でなさったことを、一つ一つ説明した。

「自分の奉仕を通して神が異邦人の間でなさったこと」
パウロは「私の奉仕でこれだけの教会を建て、人が救われた」とは言いませんでした。
大きな成果を誇りたくなる、しかしパウロの主語はどこまでも「神様が」でありました。
パウロは、自分自身を「神の恵みと福音が流れるためのいわば管として捉えていました。
管自身には水を湧き出させる力はありません。
源泉から流れてくる水を、必要としている場所へただ実直に流す、それが管の役割です。私たちは、関わることで成果を上げたり家庭が順調だったりすると無意識に「自分の実力だ」と誇りたくなります。
逆に結果が出ないと「自分には価値がない」と落ち込みます。
しかし、私たちはただの「管」とそう考えるのです。
私たちが関わることで成功したとき、「自らの有能さ」を誇る代わり、「神様が私の口や知恵を管として使ってくださった」と告白する。
そうであるならば過度なプレッシャーから解放されることです。
物事が順調な時や、誰かのお役に立った時、「私が」ではなく「神様が私を管としてお使いくださった」と受け止めるのです。
神様がご自身のわざを行うために、私たちの小さな日常の働きを「通路」として使ってくださるということなのです。

「神様が私を通して働かれる」、それは第3にすべての栄光を神様に帰すことです。

21:19 彼らにあいさつしてから、パウロは自分の奉仕を通して神が異邦人の間でなさったことを、一つ一つ説明した。

パウロは、神がなさったことを「一つ一つ説明した」とあります。
大雑把に片付けるのではなく、具体的な救いの業や奇跡を丁寧に数え上げました。
それは自分の苦労話の自慢ではなく、すべての栄光を神様にお返しするためでした。
その謙遜な報告を聞いた教会の反応が、この後の20節の前半に記されていることです。
「彼らはこれを聞いて神をほめたたえ」
長老たちはパウロを英雄視して拍手喝采を送ったのではなく、パウロの背後に働いておられる偉大な神様を見上げ、心を合わせて神を賛美しました。
もしパウロが「私が頑張った」と報告したら、うらやみ、嫉妬が起こったでしょうか。
しかし、パウロが栄光を神様に帰したため、神様への賛美となったことです。
私たちは日々の生活の中で、神様がしてくださった小さな恵みをどれだけ「一つ一つ」数え上げ、周りに共有しているでしょうか。
教会の交わりや家族の間で、「今週こんなに良いことがあった」で終わらせない。
「大変だったけれど、神様に祈ったら助けられた」と報告する。
そうならば、聞いた人も「本当に神様は素晴らしいね」と神を賛美するようになります。
関わっていることで成果、自らの手柄にせず「みんなの協力のおかげ」と感謝を伝える。
それも栄光を自分に帰さない生き方です。
私たちの謙遜な態度を通し、私たちの関わる所で感謝と喜びの連鎖が生まれます。
私たちの歩みを見た人々の中に、目に見えない「神様への賛美」が起こる、それは最高のゴールに違いありません。

21:19 彼らにあいさつしてから、パウロは自分の奉仕を通して神が異邦人の間でなさったことを、一つ一つ説明した。

今週、私たちは再び、それぞれの「遣わされた場所」へと出ていきます。
その全てが父・キリスト・聖霊なる主が私たちをお用いになるお働きとなりますように。
結果が出ないから落ち込まない、最終的にわざを成し遂げるのは神様だからです。
また、成果が上がっても高ぶらない、神様が私たちを管と通してくださったのだから。
「主よ、どうぞ私の小さな日常の働きを管としてお使いください。そして、私の歩みを通して、あなたの素晴らしさを周りの人々に表してください。」
そう祈りつつ、安心感と喜びを持って、神様をたたえる一週間を歩んでいきましょう。

 日本のキリスト教未伝地にキリストの福音を急速に伝える為に、1925年(大正14年)まず本州中央部の群馬、埼玉、栃木の3県より伝道を開始したセントラル・ジャパン・パイオニヤ・ミッション(中央日本開拓伝道団、創立者マーガレット・エミー・バーネット師)の働きの結果、各地に起った信者の団体(教会)がそのミッションの教義、信条に基き共同の目的である信仰の純潔を保持し、徳性を養い、福音伝道に奉仕せんが為に結合し、1927年(昭和2年)福音伝道協会を組織した。

​住所

​〒327-0821

 

栃木県佐野市高萩町643-4

Tel:(0283)21-0603

​

​

 

​

​アクセス

© 2017 SanooloveCH created by A.Nakabayashi

bottom of page