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「40日40夜」(礼拝メッセージ)

創世記7章4〜12節、16節
7:4 あと七日たつと、わたしは、地の上に四十日四十夜、雨を降らせ、わたしが造ったすべての生けるものを大地の面から消し去る。」
7:5 ノアは、すべて【主】が彼に命じられたとおりにした。
7:6 ノアは六百歳であったが、そのときに大洪水が起こり、大水は地の上にあった。
7:7 ノアは息子たちや自分の妻、それに息子たちの妻とともに、大洪水の大水を避けるために箱舟に入った。
7:8 きよい動物、きよくない動物、鳥、地面を這うすべてのものの中から、
7:9 雄と雌がつがいになって箱舟の中のノアのところにやって来た。神がノアに命じられたとおりであった。
7:10 七日たつと、大洪水の大水が地の上に生じた。
7:11 ノアの生涯の六百年目の第二の月の十七日、その日に、大いなる淵の源がことごとく裂け、天の水門が開かれた。
7:12 大雨は四十日四十夜、地に降り続いた。
・・・・
7:16 入ったものは、すべての肉なるものの雄と雌であった。それらは、神がノアに命じられたとおりに入った。それから、【主】は彼のうしろの戸を閉ざされた。

こうしてこの会堂で、またインターネットで礼拝ともにできて神様に感謝いたします。
父・キリスト・聖霊、主である神様に愛されている皆様、お元気でいらっしゃいますか。
元気いっぱいの方も、そうでない方もいらっしゃることでしょう。
私たちの、私の、日々の歩み、人生には先が見えない時期もあることです。
何も進まないように思える日々や、ただ耐えるしかない、そんな時間です。

聖書の記述は、そうした時期に「40」という数字を何度も登場させています。
先ほどの創世記7章から「箱舟に入れ」のメッセージをともにいただき、感謝でした。
私のメッセージ、同じところから「40日40夜」というタイトルとしてみました。
洪水が始まるところの場面です。
神様が大きな転換をなさる前に、なぜ試練と準備の時間を置かれるのか。
そのことを今日、この記事からご一緒に考えてみたいと思います。
4節で、神様はノアに言われます。

7:4 あと七日たつと、わたしは、地の上に四十日四十夜、雨を降らせ、わたしが造ったすべての生けるものを大地の面から消し去る。」

ここで注目したいのは、神様がまず「告げて」くださったことです。
先ほどのメッセージの通り洪水は突然襲ったのではありません。
神様はノアに前もって7日の後の40日40夜続く雨を予告なさいました。
ノアはまだ見ぬ出来事に、神様の言葉だけを頼りに備えなければなりませんでした。
そして「40日40夜」という期間も、神様が定められたものでした。
試練の長さを決めるのは、私たちではなく父・キリスト・聖霊なる神様です。
神様が時を定められるということ。
例えば球根、秋も深まってきましたが、そろそろ春咲く花の球根を植える時期です。
私たち、球根を植えますと、多くの種類は冬のあいだ、土の上には何も見えません。
「失敗したのではないか」と掘り返したくなる、そんなことはありませんか。
しかし土の中では、冬の寒さを通ることで、春に花を咲かせる準備が進んでいます。
見えない時間は、何も起きていない時間ではありません。
神様の時が来るまで、備えは静かに進んでいます。
5節は短く、しかし重い言葉です。

7:5 ノアは、すべて【主】が彼に命じられたとおりにした。

ノアは6百歳、600歳でした(6節)。
大変長生きした彼が、これから世界が変わるという神様のおことばに従い、家族とともに箱舟に入ります(7節)。
動物たちも、神様の命じられたとおりに、二つずつ箱舟に入ってきました(8〜9節)。
この数節の中で、「神様が命じノアが従う」という流れが、静かに繰り返されています。

そして10節。
7:10 七日たつと、大洪水の大水が地の上に生じた。

神様は告げてすぐに洪水を起こされたのではなく、7日の間を置かれました。
この7日は、ノアたちが箱舟の中で心を定め、待つための時間でした。
周囲の人々は、これまでと変わらない日常を送っていたでしょう。
その中で、ただ神様のおことばを信じて待つ7日。
それは決して楽な時間ではなかったはずです。
神様は、試練の前にも、人に備えと決心の時間を与えてくださる方です。

11節は、日付まで細かく記しています。
7:11 ノアの生涯の六百年目の第二の月の十七日、その日に、大いなる淵の源がことごとく裂け、天の水門が開かれた。

「大いなる渕」とありますように、水は上からだけでなく、下からもあふれ出しました。
天からも、地の底からも、水が押し寄せます。
世界の秩序そのものが揺らぐような出来事でした。
私たちが受ける試練も、ときに「これまでの常識が通用しない」と感じるほど、大きく押し寄せることがあります。
そして12節。

7:12 大雨は四十日四十夜、地に降り続いた。

40という数字は、聖書で試練と清め、そして準備の期間を表します。
出エジプト記、モーセは40日40夜、シナイ山で神とともに過ごし、民の歩みの土台となる戒めを授かりました(出エジプト記34章28節)。
列王記第二、預言者エリヤは大活躍の後の疲れと、執拗に彼の命を狙う王妃への恐怖の中で40日40夜歩き、神の山ホレブで新しい使命を受けました(列王記上19章)。
主イエスは公の働きを始める前に、荒野で40日40夜断食なさいました(マタイ4章)。
そしてよみがえれた主イエスは、40日に渡り弟子たちに現れてくださいました。
「神の国」について教えられ、彼らを新しい時代に送り出す備えとなさいました。
どの場面でも40日は終わりではなく、神様が次の段階を始められる前の備えの時です。
次の段階の前の備えの時、例えば窯をつかっての陶器づくり。
陶器は、形を作っただけでは完成しません。
窯の中で高い温度に長く焼かれて、はじめて丈夫な器になります。
途中で取り出せば、水を入れた途端に崩れてしまいます。
試練は、神が私たちを壊すためではなく、用いられる器として整えるための時間であることがあります。
この箇所のもっとも印象的な言葉は、16節にあります。

7:16 入ったものは、すべての肉なるものの雄と雌であった。それらは、神がノアに命じられたとおりに入った。それから、【主】は彼のうしろの戸を閉ざされた。
「それから、【主】は彼のうしろの戸を閉ざされた。」

箱舟の戸を閉めたのは、ノアではなく神様でした。
ノアには、洪水を止めることも、水を操ることもできませんでした。
できたのは神様のお言葉を信じ備えること、閉ざされた戸の内側で待つことだけでした。
私たち、試練の中で「自分には何もできない」と感じることがあります。
しかしその時、戸を閉ざしてくださったのは神様です。
外の水がどれほど増しても、箱舟の中にいる者は神様の御手によって守られていました。この物語は、続く8章で、水が引き始める回復へと向かいます。
40日の雨、その先の長い時間も、神様はノアをお忘れにはなっておられませんでした。
ノアは神様の言葉を聞き、従い、箱舟に入りました。7日の間、待ちました。
天の窓が開かれ、40日40夜の雨が降り続く間も、神様が閉ざされた戸の内側で守られてくださいました。
私たちも今、先が見えない中にいるかもしれません。
何のための時間なのか分からず、ただ耐えているだけだと感じているかもしれません。
しかし、聖書の40日は、いつも神様が新しい始まりを備えておられる時間でした。
戸を閉ざされた神様は、その内側にいる者を忘れず、時が来れば新しい地へ導き出してくださいます。
今あなたが、私が、私たちが通っている「40日」は、何のための準備の時間でしょうか。

 日本のキリスト教未伝地にキリストの福音を急速に伝える為に、1925年(大正14年)まず本州中央部の群馬、埼玉、栃木の3県より伝道を開始したセントラル・ジャパン・パイオニヤ・ミッション(中央日本開拓伝道団、創立者マーガレット・エミー・バーネット師)の働きの結果、各地に起った信者の団体(教会)がそのミッションの教義、信条に基き共同の目的である信仰の純潔を保持し、徳性を養い、福音伝道に奉仕せんが為に結合し、1927年(昭和2年)福音伝道協会を組織した。

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